終了レポート

「魚のからだを覗いてみよう!-海と日本PROJECT-~サケを“解体”してみよう~」

日 程 :
7月16日(日)
開催場所:
函館市国際水産・海洋総合研究センター
参加者数:
10名
共 催 :
北海道大学・地域水産業共創センター、北海道大学大学院水産科学研究院
目 的 :
ここの講義ではサケを「食事」と「科学」の視点で“解体”することで、体の構造を理解しつつおいしいサーモン料理を食べて水産への興味・関心を高めてもらうことを目的とします。

イベント内容

 今回のイベントで講師を務めていただいたのは、北海道大学名誉教授の山羽悦郎先生です。昨年は北方生物圏フィールド科学センター長のお立場であられた山羽先生がZOOMを使用してオンライン上で授業を行い、今回は2回目の開催となりました。今年は函館市内の中学と高校から生徒を募集し対面で開催することができました。

食材の視点で解体

 山羽先生から今回の講義についての説明があり、その後、函館短期大学付設調理製菓専門学校の先生によるサーモンの解体ショーが行われました。専門学校の先生がサーモンの解体をしながら山羽先生が骨や神経について解説を行いました。

サーモン料理の試食

 山羽先生の講義のあとは皆さんお待ちかねの昼食です。専門学校の先生から本日のメニューについて説明を受けました。メニューは「サーモンの粕汁、サーモンの背と腹の焼きもの、サーモンのカルパッチョ、ご飯」です。特にカルパッチョは脂ののったサーモンにさっぱりしたポン酢がかかっており、とても美味しかったです。参加者にも非常に好評で、皆さん何度もおかわりをしていてモリモリ食べる姿が印象的でした。

科学の視点で解体

 後半はサーモンの解剖実習です。一人1匹ずつキングサーモンが配られて、解剖キットを使いながら解剖をしました。当日は北海道大学の大学院生が参加者の解剖をサポートしてくれました。参加者の皆さんは真剣に先生や大学院生と一緒に作業を進めていました。その後、生物顕微鏡を使って細胞の観察を行い、参加者は持ってきたスマホで画面を撮影していました。参加者から「魚の内臓や魚を捌くときに気をつけることが分かりました」という感想もいただき、有意義な解剖体験となりました。

終了証授与式

 最後に山羽先生オリジナルの終了証(名入り)を参加者一人一人に授与するプチセレモニーを行いました。

記念撮影

 イベント終了後の記念撮影です。参加者の笑顔がこのイベントが大盛況であったことを物語っておりました。

(伊藤晴留美)

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