コンテスト

海の宝アカデミックコンテスト2022

結果発表

「海の宝アカデミックコンテスト2022 全国大会 -海と日本PROJECT-」の頂上コンテストが、11月5日(土)に北海道大学函館キャンパスで開催されました。コンテストでは、第一次の書類審査を通過した12作品のプレゼンテーションが行われました。会場内と全国からオンライン参加の審査員による厳正な審査の結果、以下のとおり 大賞、優秀賞、奨励賞、および、特別賞の受賞作品が決定しました(優秀賞、奨励賞は受付順に掲載)。

頂上コンテスト(全国大会)受賞作品一覧

マリン・カルチャー部門 (6作品)
作品タイトル 学校・個人名 作品について 作品
海の宝大賞
特別賞:日本財団賞/医食同源賞
魚膠~古の天然物質~ ⼩⾼恵真・藤原さくら(京都先端科学大学附属中学校)
魚膠~古の天然物質~ ⼩⾼恵真・藤原さくら(京都先端科学大学附属中学校)
膠は動物の皮から作られることが多く知られているが、魚の皮や骨・鱗からも作ることができる。また、墨の原料として膠は使われている。そこで、全て天然物質で墨を作ることにした。魚の捨てる部位から膠を抽出し、銭湯の釜に付いている煤を提供していただき、魚膠と煤と水のちょうど良い割合について研究した。魚膠は、動物の膠に比べて抽出が容易であると考える。今後も魚膠の可能性について追求したい。
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おとひめ賞(優秀賞)
特別賞:マリンイノベーション特別賞
ふどうさんごへ ようこそ! 都筑暖和(札幌聖心女子学院中学校)
ふどうさんごへ ようこそ! 都筑暖和(札幌聖心女子学院中学校)
この作品は、サンゴとサンゴの周りやサンゴの中で生活する海の生き物について、絵本としてまとめたものです。サンゴを動かない家、すなわち人間の世界でいう不動産、サンゴの周りや中にすむ魚や貝、ヤドカリやカニなどを家の住民としてお話を作り、そのお話に出てくる生き物を私が初めて海の中を見て、感動したときの見え方で描きました。
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おとひめ賞(優秀賞)
特別賞:函館市の魚「イカ」賞/道南伝統食品協同組合賞
『思いやり』の宝庫 柏崎の海 倉賀野由郁・佐藤迅真・髙橋千紘・松井裕生・山口晄生 ( 新潟県立柏崎高等学校 生物部マリン・サイエンスチーム)
『思いやり』の宝庫 柏崎の海 倉賀野由郁・佐藤迅真・髙橋千紘・松井裕生・山口晄生 ( 新潟県立柏崎高等学校 生物部マリン・サイエンスチーム)
柏崎の海沿いにはたくさんの文化財があります。それらの文化財には、先人たちの「思いやり」がたくさん込められていることを知りました。現在、地球温暖化や環境破壊などの様々な問題が世界を取り巻く中で、私たちも次の世代の人たちへの「思いやり」を持って活動していこう、という思いを込めてスライドを作成しました。この作品を通して、後の世代により良い海を残していく決意を皆さんと共有したいと思っています。
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うらしま賞(奨励賞)
特別賞:日本海洋科学 振興財団オーシャン・アート賞/海文堂出版・北水ブックス賞
鉄炭団子で一石二鳥の可能性!?~海洋環境保全と養殖業の安定~ ⼭⼝明⾥・石﨑杏香・潮田有紀・橋本彩花・ 松井雪花(愛媛県立宇和島東高等学校)
鉄炭団子で一石二鳥の可能性!?~海洋環境保全と養殖業の安定~ ⼭⼝明⾥・石﨑杏香・潮田有紀・橋本彩花・ 松井雪花(愛媛県立宇和島東高等学校)
 鉄炭団子(使用済みカイロにデンプンのり等を混ぜてこぶし大の大きさに丸めたもの)には、 溶出する鉄イオンによって、海藻の成長促進による藻場の回復や、リンの吸着による有害プランクトンの異常発生抑制(赤潮被害低減)の効果があるとされている。海洋環境と養殖業について養殖業が盛んな愛媛県南予地域において、鉄炭団子を地域の人々とともに継続的に使用することで、海洋環境保全と養殖業の安定につながるのではないかと考えた。鉄炭団子の効果を確かめ、宇和海沿岸の地理的特徴を調べて、効果的な投入方法を提案した。
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うらしま賞(奨励賞)
特別賞:道南伝統食品協同組合賞
未利用魚を使った寿司の缶詰を作りたい 下中くるみ ・池尾柚夢・中本莉緒・松原心菜(福井県立若狭高等学校)
未利用魚を使った寿司の缶詰を作りたい 下中くるみ ・池尾柚夢・中本莉緒・松原心菜(福井県立若狭高等学校)
私達は未利用魚を使って寿司の缶詰を作るという実験を行いました。市販のお寿司を缶詰に入れたときに成功し自分たちで分量を調べて寿司を作ったところ、味も見た目も失敗してしまい、シャリから見直さなければいけなくなったのでシャリの開発を行うことになりました。二度の米の実験を行って良い固さの米にたどりつくことが出来ました。その後の実験では見た目や味について研究しました。まだ途中段階なのでこれからも寿司の缶詰の研究を勧めていきます。
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うらしま賞(奨励賞)
特別賞:医食同源賞
アニサキス、サガス! 村井芳羽(函館白百合学園中学校)
アニサキス、サガス! 村井芳羽(函館白百合学園中学校)
コロナ禍で、料理する機会が増えた。ニュースでしか知らなかったアニサキスを、ブリ調理中に発見した。今まで料理された魚しか見なかったので、調理して初めてアニサキスが身近なものと知って驚いた。
この作品では、魚をおいしく安全に食べるためにアニサキスについて調べた。生態、人間や魚に与える影響、倒し方などを図にまとめた。「人間への害があるのに、魚は大丈夫なのか」という疑問は自分なりに解けた。また、魚の切り身に実際にアニサキスがいないかも観察した。
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マリン・サイエンス部門 (6作品)
作品タイトル 学校・個人名 作品について 作品
海の宝大賞
特別賞:千葉市科学館賞/医食同源賞
海が宝 ~生物学的多様性の維持にかかるコストから考える~ 岡村佳歩(山脇学園中学校)
海が宝 ~生物学的多様性の維持にかかるコストから考える~ 岡村佳歩(山脇学園中学校)
「海の宝」はコンテストの題名。私のタイトルは「海が宝」。
「自然を大切に」というメッセージは、ずっと発信されてきているのに、なぜ環境破壊は進んでしまうのでしょうか。きっと本当のメッセージが伝わっていないからだと私は感じます。海の宝を守るには、宝である海を守らないといけないのです。そこで、多様性の維持にかかるコストを計算し、自然の偉大さを数値化してみました。私の発表で、お金だけでは解決出来ないことがあること、さらには多様性の維持がなぜ大切なのかにつき、皆で考えるきっかけになってもらえるとうれしいです。
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りゅうぐうのつかい賞(優秀賞)
特別賞:日本海洋科学振興財団オーシャン・アート賞
魚眼の光学的性質について 三浦悠雅(奈良女子大学附属中等教育学校)
魚眼の光学的性質について 三浦悠雅(奈良女子大学附属中等教育学校)
 本研究では、人間の視点から考えた魚の世界の見方を明らかにするため、魚の脳内の視覚処理ではなく、魚の視界を再現することを考え、魚眼の光学的性質を調べている。
 魚眼の光学的性質の中で、水晶体の大きさ、屈折率、焦点距離、眼球直径を測定した。その結果、全長の違いによる眼球直径と屈折率に相関がみられることを明らかにした。また、ヒトの水晶体と像の結び方が同じと仮定すると、今回の測定からどの魚種においても近視であることが導き出せた。
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りゅうぐうのつかい賞(優秀賞)
特別賞:マリンイノベーション特別賞/道南伝統食品協同組合賞
大人になれなかったもやし達~アマモ実生の本葉展開条件~ 松井⼼優・三坂小春・迫田虹海・林志龍(岡山学芸館高等学校)
大人になれなかったもやし達~アマモ実生の本葉展開条件~ 松井⼼優・三坂小春・迫田虹海・林志龍(岡山学芸館高等学校)
岡山学芸館高校医進サイエンスコースで取り組んでいるアマモ場再生活動の際、アマモ実生が本葉展開したものともやし化したものに分かれた。私たちは効率的にアマモ場再生活動を行うため、もやし化の原因を探った。もやし化の原因を突き止めるために、バクテリアと着底姿勢、無機塩類濃度の3つに注目して実験を行った。その結果、全ての原因がもやし化と深く関係していると考えることができ、何らかの影響を与えていると考えられた。
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ちょうちんあんこう賞(奨励賞)
特別賞:医食同源賞
農業用・漁業用の産業系プラスチックによる瀬戸内海のマイクロプラスチック汚染対策 村上陽向・近藤百々花・門田未来・廣江実采・蔵野美結(愛媛大学附属高等学校理科部プラガールズ)
農業用・漁業用の産業系プラスチックによる瀬戸内海のマイクロプラスチック汚染対策 村上陽向・近藤百々花・門田未来・廣江実采・蔵野美結(愛媛大学附属高等学校理科部プラガールズ)
地元の海岸調査から、夏になると農業用と漁業用のプラスチック由来のマイクロプラスチックが急増することがわかった。併行して実施した用水路の農業用プラスチック調査では、田植え後に一次マイクロプラスチックの流出が顕著になった。一方、二次マイクロプラスチックは養殖漁業由来の蛎殻パイプやフロートの破片が目立った。閉鎖海域である瀬戸内海は地元の産業による海洋汚染が大きいことから、美しい瀬戸内海を守る対策を考えた。
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ちょうちんあんこう賞(奨励賞)
特別賞:北海道大学水産学部賞
PET微粒子を含む寒天培地の実用的かつ簡易な調製法 酒井陽菜・松下麻耶・清田恵実(三田国際学園高等学校)
PET微粒子を含む寒天培地の実用的かつ簡易な調製法 酒井陽菜・松下麻耶・清田恵実(三田国際学園高等学校)
人工的に作り出したPET分解微生物によるPET分解酵素の分泌ならびにPET分解活性を検出する迅速なスクリーニング法として、PET微粒子を含む寒天培地を作製した。γ-バレロラクトンを溶媒とした温和な条件での溶解・沈澱法により、従来よりも簡便に含PET微粒子寒天培地を調製することができた。今回我々が開発した調製法により、目視でのPET分解酵素の活性確認を可能にした。
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ちょうちんあんこう賞(奨励賞)
特別賞:道南伝統食品協同組合賞
炭酸カルシウム系水産廃棄物を用いた金属イオンの吸着~持続可能な社会活動に向けて~ 中居佑太・内山大雅(青森県立弘前中央高等学校自然科学部)
炭酸カルシウム系水産廃棄物を用いた金属イオンの吸着~持続可能な社会活動に向けて~ 中居佑太・内山大雅(青森県立弘前中央高等学校自然科学部)
吸着特性が知られる炭酸カルシウムを主成分とするホタテやシジミを金属イオンの吸着材として使えるかを、銅(Ⅱ)イオン水溶液をモデルとして、吸着実験を行いました。800℃で焼成処理すると溶解度が小さい物質として沈殿させることができ、800℃で3時間焼成した3gの各貝殻では1mol/L銅(Ⅱ)イオンに対し、95%以上の吸着率を示しました。SEM撮影や貝殻の観察から、タンパク質や色素分子が揮発したことで細孔が生じ、吸着率が向上したと考えました。
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各賞一覧

マリン・カルチャー部門 (25作品)
作品タイトル 学校・個人名
北海道・東北ブロック優秀賞 青森県にいるかっているんか? 青森県立弘前中央高等学校自然科学部
関東・中部ブロック優秀賞 Ask Yourself, Before Throwing Away Your Mask! Ocean Weekend Youth
近畿・中国ブロック優秀賞 日本から世界へ ジャマモ「サルガッスム」の有効活用法 平岩 恋季(岡山学芸館高等学校)
近畿・中国ブロック優秀賞 深海の数学者 岡山学芸館高等学校
四国・九州・沖縄ブロック優秀賞 干潟の宝~干潟について学ぼう!~ 福岡工業大学附属城東高校
北海道・東北ブロック奨励賞 海洋酸性化 三好 澪(函館白百合学園中学校)
北海道・東北ブロック奨励賞 ゆめ水族園がやって来た! 北海道函館養護学校中学部美術科
北海道・東北ブロック奨励賞 わかめのひみつ~宮城の海の宝~ 宮城県仙台第三高等学校
北海道・東北ブロック奨励賞 眠りにつくと 白石 かのん(北海道小樽水産高等学校)
北海道・東北ブロック奨励賞 海になる 大久保来星編 大久保 来星(北海道函館養護学校 高等部)
関東・中部ブロック奨励賞 魚粉を使ったお菓子作り 福井県立若狭高等学校
関東・中部ブロック奨励賞 魚のアラをソーセージに変身させよう 福井県立若狭高等学校
関東・中部ブロック奨励賞 海のそうじ屋?~フナムシの秘密~ 稲葉 一仁(神奈川県逗子開成中学校・高等学校)
関東・中部ブロック奨励賞 What is Zushi beach? ~海水浴場とはなにか~ 神奈川県逗子開成中学校・高等学校
近畿・中国ブロック奨励賞 日本の海から生まれたちくわ 大阪府立工芸高等学校
近畿・中国ブロック奨励賞 あつまれ学芸館海洋研究組 林 志龍(岡山学芸館高等学校)
近畿・中国ブロック奨励賞 海を照らす月 関西大倉高等学校
近畿・中国ブロック奨励賞 海鳥のフンの役割 大阪府立工芸高等学校
近畿・中国ブロック奨励賞 海女さんはすごい! ~50秒の勝負~ 大阪府立生野高等学校 写真部
四国・九州・沖縄ブロック奨励賞 ヒオウギ貝は白墨である 未来高等学校
四国・九州・沖縄ブロック奨励賞 全ての生物が幸福であるかのように 藤原 楓也(徳島県立徳島科学技術高等学校)
四国・九州・沖縄ブロック奨励賞 伊予さつまの秘密 未来高等学校
四国・九州・沖縄ブロック奨励賞 友高さんと家出した褐虫藻 上本部中学校
四国・九州・沖縄ブロック奨励賞 ミニ水族館「風早アクアランド」を活用した環境啓発活動 愛媛県立北条高等学校「風早アクアランド」
四国・九州・沖縄ブロック奨励賞 知ってる?養殖のこと 川野 嘉斗(香川県立坂出高校)
マリン・サイエンス部門 (21作品)
作品タイトル 学校・個人名
北海道・東北ブロック優秀賞 アカモクの成育時期と形状多様性の評価 尾崎 裕介(羽黒高等学校)
関東・中部ブロック優秀賞 温度差を使った再生可能エネルギー 神奈川県逗子開成中学校・高等学校
近畿・中国ブロック優秀賞 ウミケムシを利用するには~蛇行と毛の重要性~ 岡山学芸館高等学校
四国・九州・沖縄ブロック優秀賞 博多湾におけるより良いアマモの移植方法 進藤 大雅(福岡工業大学附属城東高校)
四国・九州・沖縄ブロック優秀賞 廃棄昆布と学校実習スラグを活用したブルーカーボン技術 愛媛県立松山中央高等学校
北海道・東北ブロック奨励賞 海藻に含まれるヨウ素の抽出について (第二報) ~抽出時間の違いによるヨウ素抽出量の変化~ 北海道函館中部高等学校
北海道・東北ブロック奨励賞 函館近海の魚類から採取したマイクロプラスチックの調査 北海道函館中部高等学校
北海道・東北ブロック奨励賞 マガキの種苗生産には、ケイ素が必要? 北海道函館水産高等学校
関東・中部ブロック奨励賞 越後Wineヒラメの開発プロジェクト2021-2022 新潟県立海洋高等学校水産資源科資源育成コース
関東・中部ブロック奨励賞 「使わない」を無くしていく ~魚類残滓と外来植物を用いたフレグランスの作製~ 新潟県立柏崎高等学校 生物部マリン・サイエンスチーム
関東・中部ブロック奨励賞 生分解性プラスチックはヒーローになれるのか~海の魅力を守り伝えて行くために~ 鎌倉学園高等学校
関東・中部ブロック奨励賞 次世代の探査に対応した小型探査機~海のラジオゾンデ~ 東京工業大学附属科学技術高等学校
関東・中部ブロック奨励賞 湧昇海流の新たなメカニズムを探る 神奈川県逗子開成中学校・高等学校
関東・中部ブロック奨励賞 紅藻カギケノリ系統保存株の最適生育条件の探索 お茶の水女子大学附属高等学校
近畿・中国ブロック奨励賞 ゴミが集まる場所を見つけよう!~浮遊物とシミレーションを用いた調査~ 岡山学芸館高等学校
近畿・中国ブロック奨励賞 バイオミメティクスを用いて水をより楽に、よりきれいに 村上 友春(青翔開智高等学校)
近畿・中国ブロック奨励賞 カキ礁が救うもの 大阪高等学校
四国・九州・沖縄ブロック奨励賞 流れ藻 鎌田 慶将(徳島県立徳島科学技術高等学校)
四国・九州・沖縄ブロック奨励賞 国場川のマングローブの水質は海藻の生育にどの程度 適しているか 沖縄尚学高等学校
四国・九州・沖縄ブロック奨励賞 牡蠣の殻で海洋汚染に立ち向かえ! 九州産業大学付属九州高等学校
四国・九州・沖縄ブロック奨励賞 腕が増える?! ~タコノマクラを人の手で育む~ 福岡工業大学附属城東高校
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