終了レポート

「最先端の海の知を学ぼう-海と日本PROJECT-」

日 程 :
7月12日(水)、7月27日(木)、8月9日(水)
開催場所:
北海道大学函館キャンパス
参加者数:
7名(1回目)、5名(2回目)、5名(3回目) 総計17名
主 催 :
北海道大学大学院水産科学研究院
目 的 :
このイベントは、北海道大学函館キャンパスで、研究室見学や実験体験を通じて、大学生と高校生の交流を深め、最先端の「海」の知識を得ることによって、「海」への興味関心を高めることを目的とします。

イベント内容

音のやまびこで魚を観察してみよう(1回目)

 今回のイベントで講師を務めていただいたのは、北海道大学大学大学院水産科学研究院 富安 信 助教です。「音のやまびこで魚を観察してみよう」と題して、水の中は光が通りづらく人間の目で見える範囲は限られています。しかし特殊な音を使うと光が少ない水の中の環境でもそこに住む魚のことを知ることができます。この実験では、専用の機械を使って音のやまびこを感知することで、魚を観察したり計測したりします。

水槽室での実験

実験を終えて講義

海藻の品種改良(2回目)

 今回のイベントで講師を務めていただいたのは、北海道大学大学大学院水産科学研究院 宇治 利樹 助教です。海藻の品種改良の研究を体験しました。スサビノリを専用の装置に入れ、もともとは含んでいない遺伝子を導入し顕微鏡で細胞を確認するとその遺伝子が緑色に光って見えました。参加者からは「生物の授業で聞いていたことを実際に見られてよかった。研究室って面白そうだと感じた」という声をもらいました。

専用装置内の海藻

顕微鏡で確認

魚の卵を科学する(3回目)

 今回のイベントで講師を務めていただいたのは、北海道大学大学大学院水産科学研究院 平松 尚志 准教授です。魚介類の繁殖の研究の講義を受け、研究用ゲノム編集デモンストレーションでは、顕微鏡注入という1ミリの世界に挑戦し、1回で成功したことに大学院生よりお褒めの言葉をいただきました。先端環境制御実験棟見学では品種改良技術を目の当たりにし、実験と共に研究の奥深さを学んだことで、漠然とした海への興味が探求心という形となり、次なる道標が見えてきましたという声も聞くことができました。

顕微鏡を使っての遺伝子実験

先端環境制御実験棟内

記念撮影

 このイベントに参加したことにより、楽しく学ぶ世界を知ったという笑顔に見える記念撮影です。

7月12日
「音のやまびこで魚を観察してみよう」
中部高校の皆様

7月27日
「海藻の品種改良」
西高校の皆様

8月9日
「魚の卵を科学する」
市立高校の皆様

(伊藤晴留美)

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