終了レポート

「海ぼうずは見た! おしょろ丸とうしお丸のひみつ -海と日本PROJECT-」

日 程 :
8月11日(金)~11月30日(月)
開催場所:
マリン・ラーニングのホームページ内にてオンライン配信
参加者数:
1,532名
主 催 :
北海道大学大学院水産科学研究院
目 的 :
マリン・ラーニングのキャラクター「海ぼうず」の北海道大学水産学部附属練習船「おしょろ丸」と「うしお丸」のオンライン見学案内、ミニ実験、ロープワーク講座を動画で配信し、さまざまな角度から「船」を通して海への関心を高める。

イベント内容

Web「マリン・ラーニング」にて、オンライン見学会等を配信するオンラインプログラム「海ぼうずが見た! おしょろ丸とうしお丸のひみつ -海と日本PROJECT-」を開催しました。北海道大学水産学部附属練習船「おしょろ丸」と「うしお丸」のオンライン見学案内、ミニ実験、ロープワーク講座と盛りだくさんの内容でした。

おしょろ丸とうしお丸のオンライン見学では、計7本の動画を配信。函館港弁天ふ頭に停泊しているそれぞれの船について、航海士でもある先生や機関長、乗組員による詳しい解説がありました。操舵室、ラットガード、衛星受信装置、デッキ、揚網機などを紹介した「船上設備」、ウエットラボ、ドライラボなど調査・分析に欠かせない「研究設備」、乗組員や乗船学生の居室や食堂、お風呂などの「生活空間」など、普段は見ることのできない船の設備やその役割を知ることができました。マリン・ラーニングのキャラクター「海ぼうず」と一緒に楽しく臨場感たっぷりに見学できたことで、こうした練習船が果たす役割について、深く楽しく理解するきっかけになりました。

ミニ実験では、「流体力学の実験教室」と題して、大西広二先生(北海道大学大学院水産科学研究院)が実施した17種類の実験を8本の動画で配信しました。「流体力学」とは流体である「大気」や「海洋」の流れについて研究する学問です。地球上の流体で起こるユニークな現象や美しい現象は、上空の天気や見えない海の中でも起こっており、飛行機や船の運航にもかかわっています。フィギュアスケートの選手がスピンをするときに腕を広げたり縮めたりする理由や、お風呂の栓を抜いたときに起こる現象、日本に暖かい海水が流れ込む背景、あの有名なフーコーの振り子のことなど、流体力学が私たちの暮らしに密着していることを理解できました。家庭や学校にある簡単な実験道具を使った実験の数々を通して、流体力学を自分自身で体験し、大気や海の不思議を身近に感じてみるきっかけになりました。

ロープワーク編では、北海道大学水産学部附属の練習船「おしょろ丸」の元甲板長、松井良春さんによるロープの結び方のレクチャー動画を配信。船舶を桟橋に係留したり、錨(いかり)にロープを結んだりするときなど、船舶の運用に欠かすことができないロープワーク。その基本ともいえる巻き結び、一重結び(連続)、もやい結びの3種の結び方をはじめ、非常時での実践方法や、新聞紙をまとめたり箱にひもをかけたりなど暮らしの中で役立てる方法について伝授しました。

今回「船」にまつわるさまざまなテーマを動画で広く配信できたことで、船を見る目が養われたり、船の運航に必要な知識や技術の重要性に気づいたりする機会になりました。

▼おしょろ丸のひみつ

 

▼うしお丸のひみつ

 

▼大西先生の流体力学の実験教室

 

▼ロープワーク編

(泉 花奈)

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