イベント内容
イベントは、北大練習船として新たに建造される「うしお丸3世」の命名・進水式の様子(約3分)と、建造工程について(約13分)収録された2本の動画放映と、うしお丸の歴史や活動を紹介するポスター展示の二本立てで実施されました。
普段なかなか見ることのできない船の建造過程や、命名・進水式の様子について、中高生にも分かりやすいよう、動画を用いて視覚的に訴えました。また、動画で触れられなかった船の建造に関わる、造船所や設計図等の詳細については、写真を多く使ったポスター17点を会場内に展示しました。あわせて、うしお丸の歴史や実習・調査の様子に関するポスター3点も展示し、興味深げな来場者が多く見られました。
場内の大型スクリーンに映し出された、三代目うしお丸の命名・進水式に関する動画では、北大水産科学研究院の3名の教授から、それぞれ新たな練習船に対する熱い想いが語られました。二代目うしお丸に比べて総トン数は大幅にアップし、最新の調査設備も整うことから、これからの調査・研究がより一層質の高い内容になること、「海を豊かに」「飢餓をなくす」といったSDGsの目標にも貢献できることなどに、期待の声が上がりました。
来場者からは、「普段の生活では触れることのない船の建造工程について、よく分かった」、「三代目にあたる最新鋭のうしお丸3世は、初代・二代目の歴史を背景に繋がっているところが興味深かった」との感想がありました。
今回のイベントを通じて、来場者には船が出来るまでの過程と、その面白さを感じて頂けたようです。
(鈴木香奈恵)