終了レポート

「大阪湾を知ろう!2019 ~海と日本PROJECT~」

日 程 :
2019年4月20日(土)、5月25日(土)、6月1日(土)、8日(土)、7月6日(土)、13日(土)、8月3日(土)、10日(土)、24日(土)
開催場所:
海遊館
参加者数:
279名
主 催 :
海遊館
共 催 :
NPO法人 南港ウェットランドグループ、北海道大学大学院水産科学研究院
目 的 :
海遊館では、地元の高等学校や中学校を対象として環境学習の支援を行っており、その一環として地元の海「大阪湾」をテーマにした取り組みを行っている。学生たちに、大阪湾の自然環境や人間活動による影響などを知ってもらう機会を提供している。

イベント内容

4月20日(土) スナメリ学習会(参加者33名)
野外でのスナメリ調査体験に先立ち、室内においてスナメリの生物学的特徴や生態、大阪湾でのこれまでの調査概要の説明を行った。

スナメリ学習会

5月25日(土) 岸壁調査(大阪湾生き物一斉調査を兼ねる。)(参加者29名)
海遊館前の天保山岸壁の生物調査(3ヵ月に1回実施)を行った。この日の前後は大阪湾生き物一斉調査の期間で、その他20数ヵ所でも他団体による調査が行われた。

岸壁調査

採集生物の説明

6月1日(土)  スナメリ調査体験会(参加者42名)
船舶を利用して、大阪湾の水環境や地理的環境を視察しながらスナメリの野外調査を体験した。途中、最寄の漁港に立ち寄り、漁港の施設見学や漁師さんにスナメリや漁業について学生がインタビューするなどの交流をした。

スナメリ調査体験会

漁師さんとの交流

6月8日(土) ハクセンシオマネキ&ヨコエビ定量調査(参加者24名)
野鳥園臨港緑地の干潟に入り、ハクセンシオマネキの巣穴数を調べる調査と、干潟表層部の泥を採集してヨコエビ類や小さな底生生物がどのぐらいの密度で生息しているのか調査を行った。

ハクセンシオマネキの観察

ヨコエビソーティング作業

干潟表層部をサンプリング

7月6日(土)  海藻おしば作り(参加者25名)
海遊館で開催される企画展「大阪湾の小さな生きものたち」(7/19~10/14)の中で展示する海藻おしば作品を作成した。なお、使用した海藻は主に大阪湾で採集されたもので、海藻の生育環境についてもレクチャーした。

海藻おしば講習

海藻おしば作り

展示の様子

7月13日(土)  干潟の保全活動(カキ礁増設)・干潟の生物観察会(参加者45名)
野鳥園臨港緑地北池の干潟上を覆っているカキ礁を移動させ、砂泥質干潟とカキ礁の環境を両立させる保全作業を行った。作業後、カキ礁周辺で干潟の生物観察を行った。

カキ山を積み直す作業

バケツリレーでカキを運ぶ作業

干潟を覆うカキ礁を拾う作業

8月3日(土)  夜のアカテガニ観察会(参加者24名)
森と海を行き来するアカテガニの生態についてレクチャーを行い、夜の野鳥園で活動するアカテガニの観察を行った。

アカテガニの放仔を観察

溝から出てきたアカテガニ

8月10日(土)  岸壁調査(参加者28名)
海遊館前の天保山岸壁の生物調査を行った。(3ヵ月に1度実施)

8月24日(土)  企画展見学など(参加者29名)
海遊館館内の海藻おしば作品展示の様子や企画展「大阪湾の小さな生きものたち」を見学した後、関連するプランクトンを岸壁で採集して観察したり、企画展の内容に沿った講話を行った。

プランクトン採取

ミニ企画展見学

記念講演

(北藤 真人)

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