イベント内容
北海道大学函館キャンパスで実施されるオープンキャンパスに参加するために、全国から高校生を中心にその兄弟・保護者が多数来函する8月5日に、母港に帰港中の本学部附属練習船おしょろ丸V世において、船内見学と同船で実施している教育・研究について説明を行い、次世代を担う若者に「船」を介した「海」への興味や関心を高めてもらうことを目的に企画されました。
イベントは以下のように実施されました。晴天に恵まれたオープンキャンパス当日の午後、予めHP等で本イベントの参加予約をしていた参加者が、大型貸切バスで各約50名ずつ3回に分けて函館キャンパスからおしょろ丸まで移動し(片道約20分間)、正味約40分間の見学を行いました。乗船前に岸壁でタラップの登り方の簡単な注意を受けた後、緊張したおもむきで学生教室に入りました。学生教室ではおしょろ丸のミニパンフレットが配布され、星直樹次席一等航海士より本事業で撮影した動画を映写しながら、同船の大きさや性能、同船を使って行われる実習・研究の概要を説明しました。続いて、本事業の実行委員の教員(大西広二・工藤秀明)から11月に開催する「海の宝アカデミックコンテスト2019 全国大会 -海と日本PROJECT-」に関して、チラシを使いながら概要、応募方法などが説明されました。その後、2グループに分れて星次席一等航海士と大和田真紀二等航海士に先導されて船内見学を実施しました。船橋、甲板、コンパスデッキなど船内各所を回り、各種装備の説明や多くの質問を受けました。普段目にすることができない練習船の見学を終えた参加者達は、満足された様子で再び貸切バスで函館キャンパスに戻られました。
イベント開催にあたっては、帰港中の船内作業中の乗組員の皆様にも便宜を図っていただいたことに感謝いたします。
(工藤 秀明)