終了レポート

大阪湾を知ろう! ~海と日本PROJECT~

  
日程/開催場所:
①4月1日(土)9:30~16:30 /船による大阪湾視察(スナメリ調査、水質調査、ノリ養殖場)
②5月27日(土)10:00~12:30/第1回天保山岸壁での付着生物調査
③6月10日(土)10:30~12:00 /南港野鳥園干潟での生物調査(環境学習)
④7月8日(土)9:30~12:30 /南港野鳥園干潟でのカキ礁設置作業(環境改善)
⑤7月29日(土)9:30~14:00 /大阪湾とれとれ体験(堺出島漁協「とれとれ市」)
⑥8月5日(土)10:00~12:30 /第2回天保山岸壁での付着生物調査
⑦8月9日(水)13:30~15:30 /南港野鳥園での水鳥の飛来調査およびカキ礁の生物調査
講 師 :
海遊館普及交流チーム 北藤真人 副参事
NPO法人南港ウェットランドグループ理事 和田太一 氏
元大阪府立環境農林水産総合研究所主任研究員 鍋島靖信 氏
主 催 :
海遊館
共 催 :
北海道大学大学院水産科学研究院
協 力 :
NPO法人南港ウェットランドグループ
目 的 :
大阪港に面する海遊館では、地元の中高生を対象に独自の学習会等をかねてより行ってきた。水質汚染問題がいまも解決されていない大阪港、大阪湾の環境保全に対する意識向上を目的に、大阪港、大阪湾に生息する生き物の状況を、さまざまな角度から約5か月間かけて観察した。

大阪湾概要

 古くは「茅渟(ちぬ)の海」とよばれた大阪湾。シルクロードと日本をつなぐ玄関口として栄え、遣隋使や遣唐使も大阪湾から出発したという。

 地形的には、大阪平野と淡路島に囲まれた楕円形の海域を指し、面積は約1450㎢もある。海岸線は約540km。神戸—東京の高速道路の距離とほぼ並ぶ。水深は、もっとも深い紀淡海峡で197mあるが、平均水深は28mと浅い。大阪湾には淀川、大和川、武庫川、大津川などの川が注ぎ、これら河川の水質が大阪湾の水質に影響を与えていた。もっとも、最近はこれら河川の水質が改善されたため、大阪湾の水質も改善されつつある。ただ、海底にたまっている汚泥の問題はいまも解決されていない。また、海岸線の大半は埋め立てによりコンクリートで固められてしまい、砂浜や磯場は和歌山県と大阪府の県境あたりまで行かなければ見ることはできない。

4月1日(土):船による大阪湾視察(スナメリ調査、水質調査、ノリ養殖場)

 体長2mほどのハクジラの仲間スナメリ。日本から台湾にかけて沿岸に生息し、日本では仙台湾〜東京湾、伊勢湾〜三河湾、大阪湾を含む瀬戸内海〜響灘、大村湾〜有明海〜橘湾で暮らしているといわれる。だが、大阪府のレッドリストでは、「絶滅の危険が増大している種」に指定され、生息状況はあまり把握されていない。

 海遊館では2010年からスナメリの調査を開始し、岸和田市の沖から関西国際空港の南側にかけた海域でスナメリを目撃。大阪湾にもスナメリが生息していることを確認している。今回の視察ではチャーター船で約1時間かけて天保山岸壁から出港。関西空港近くで、約15分ほど船上から観察を行った。けれども、スナメリを確認することはできなかった。

 次に、大阪湾南東部の阪南市にある西鳥取漁港の漁業設備やノリ養殖場を視察。ノリ養殖は播磨灘(兵庫県)や大阪湾の淡路島側(兵庫県)で盛んに行われ、大阪府側では3軒の漁業者のみとなった。最盛期の1970年代には70軒もあったというが、価格低下による経営難や海岸線の埋め立てが進むなど経済、環境の両面から事業者が減ってしまったという。

 現在残っている3軒の製品は、大阪府が選ぶ特産品「大阪産(おおさかもん)」というブランド認証を受けている。これら「阪南の海苔」は肉厚で、しっとりした味わいが特徴だ。

 養殖場は阪南市の西鳥取港から500mほどの沖にあり、紅藻類のスサビノリを養殖している。船上からその様子を観察。最近は淀川や大和川などの水質もよくなったため、窒素やリンによる富栄養化には歯止めがかかったが、逆に栄養分が不足して、ノリの色が薄茶色になってしまうという問題も出てきたという。

 船上からの視察後は、協力していただいた名倉水産のノリ加工場で板海苔の製造工程の説明を受け、敷地内で海苔すきを体験した。生ノリを木枠付きのすだれに流し、天日で干す。乾燥には丸1日かかるため、当日は食べられなかったが、これは後日のお楽しみ。生徒たちの手元に届けた。当日は、機械製造の板ノリを試食させてもらい、風味豊かな味にみな大喜びだった。

 いっぽう、このあたりでは底びき網や流し刺し網漁が盛んだ。そこで、西鳥取漁協の協力で漁師さんから説明を受け、さらに、漁船や漁具の見学も行った。

大阪湾の地図を見ながら説明を受ける。

船上から漁船の操業風景を見学。

漁師さんから漁具の説明を受ける。

木枠のすだれに生ノリを流しこむ。

手すきのりは厚みがあり、板ノリより食べごたえがある。ごはんにのせ、しょう油をたらして食べる「ノリ丼」は絶品!!

これが「阪南の海苔」。パリパリの食感と磯の香り。おいしい!!

5月27日(土)・8月5日(土)/第1回、第2回天保山岸壁での付着生物調査

 一見、ひどく汚れているように見える大阪港。大阪湾の奥にあり、安治川や木津川などが注ぎ、神戸港とともに、次世代高規格コンテナターミナルを形成するスーパー中枢湾に指定されている。海遊館がある天保山ハーバービレッジには天保山岸壁があり、海外からの豪華客船も頻繁に入港。また、安治川の対岸にあるアミューズメント施設と連絡する船も行き来している。

 天保山岸壁において、水面よりそれぞれ55cm・150cm・350cm下に付着基盤を沈めた(2017年2月11日)。そして、5月27日、8月5日の2回にわたり付着基盤を引き上げ、それぞれの深さの基盤上で採集される生物を調査・観察した。この付着基盤はカキ殻を活用したもので、築港中学校の参加者が南港野鳥園で採取して作った。ここでは8月5日の調査・観察について詳細を記載する。

 当日は地元の築港中学校、大阪府立市岡高等学校の生徒10名と引率の教師2名が参加した。午前10時、対岸からの連絡船「キャプテンライン」の到着を待ち、桟橋に仕掛けておいた付着基盤を海遊館スタッフが回収し、実習室で観察を行った。

 前回は、フジツボ、ヨコエビ、ウミウシ、ホヤ、ヒトデなど約50種類の生物が観察できたほか、天保山岸壁では初めてトウヨウコシオリエビとショウジンガニも採集できた。また、イタボヤ類、ヒドロ虫類、コケムシ類などの群体も観察できた。これらの群体は、1匹、2匹と数えられる無性生殖によって増えた個虫が集まり、様々な機能を役割分担しながら全体としてひとつの個体のようにふるまう。天保山岸壁で見つかるウミウシ類のエサとなっている。

 2013〜2016年までの調査では、水温が高い8〜9月は、採集できる生物数はぐんと減る。これは、高水温に加え底層の酸素濃度が極端に少なくなり、自力で動ける生物は逃避できるが、そうではない生物は死んでしまう。また、5月の採集時には ムラサキガイが目立ったが、季節によって種類や個体数はちがう。

5月27日と8月5日の環境比較
水深(cm) 水温(℃) 溶存酸素(DO) 塩分(psu)
5月27日 30 20.67 5.32 14.1
150 20.4 5.28 15.1
350 18.55 4.47 25.9
8月5日 30 26.02*1 4.05*2 26.3
150 25.03*1 3.98*2 27.8
350 24.89*1 2.61*2 30.9

*1:5月にくらべ水温は高いが、8月としては低いほうだ。30℃近くになることもある。
*2:5月にくらべ、底層の溶存酸素が低下しているのがわかる。2~3mg/l付近は底生生物が生存できる限界に近い。

8月5日の採集物リスト(暫定)
1 オショロミノウミウシ科の一種
2 ユウレイボヤ
3 カタユウレイボヤ
4 エボヤ
5 シロボヤ
6 ザラボヤ
7 群体のイタボヤ類
8 マヒトデ
9 イトマキヒトデ
10 ダイリンチビクモヒトデ
11 ウスヒラムシ
12 ゴカイ科多種類
13 サンハチウロコムシ
14 アリアケドロクダムシ
15 ヨーロッパフジツボ
16 タテジマフジツボ
17 ヒドロ虫類
18 カニヤドリカンザシ
19 タテソコエビ科
20 メリタヨコエビ科
21 ヒゲナガヨコエビ科
22 イソガニ
23 タカノケフサイソガニ
24 イッカククモガニ
25 ヨツハモドキ
26 ムラサキガイ
27 ミドリイガイ
28 ウスカラシオツガイ
29 ウスユキミノガイ
30 ムギガイ
31 シマメノウフネガイ
32 イソギンチャク類
33 アカニシ卵
34 コエダカイメン
35 トゲワレカラ
36 クビナガワレカラ

 現時点では36種類ほどの生き物が見つかった。これは、種数が減少する夏場としては予想外に多かった。この後、数日かけて精査する予定(8月22日現在54種)。採集されたもののなかには、2012〜2015年の調査で、大阪湾で初めて発見されたコエダカイメンも含まれている。これは小枝のような細い突起があり、天保山岸壁と同時期に住吉川河口でも発見されているが、日本での分布や生態についてはまだ知られていない。1990年代に三重県で見つかり、拡大状況が把握できていない外来種のオショロミノウミウシ科の一種も、数年前の調査に引き続き、今回、見つかっている。

5月27日の第1回目。カキ殻の付着基盤にはムラサキガイがたくさん着いていた。

桟橋の下に沈めた付着基盤の引き上げ。

実習室で観察。写真左側の四角いカゴは水深350cmに沈めたもの。びっしりとホヤが付着していた。

観察前に北藤先生の講義を受ける。採取されていそうな生きものを教えてもらう。

市岡高校から参加した佐藤さんと鈴木くん。「大阪湾は汚いから何もおらんと思っていたら、いろんなものがおった。ムラサキガイに興味があって、今日も観察したい」と鈴木くん。

築港中学から参加。「いろんなものが見つかって楽しい!」

子どものころから海遊館に通い、観察会などに参加している枝光くん。「海では干からびて見えたゴカイが、活発に動いていたので驚きました」

カゴに付着していたホヤを拡大して見ると、けっこうグロテスク。市場に出ることがあるマボヤとは別の種類。

築港中学から参加。夢中で探す。

付着基盤から採集したもの。ヒトデ、ホヤ、ヨコエビなどさまざま。

築港中学から参加。「イソギンチャクの仲間なんかはきもち悪いけど、ふだん、見られないものばかりだから、おもしろいです!」

7月29日(土)、大阪湾とれとれ体験(堺出島漁協「とれとれ市」)

 大阪湾の湾奥部に位置する堺市。旧石器時代から人が住み、5世紀には古墳も造られ、ヤマト王権の確立後も、とくに経済の重要拠点として発展してきた。経済的に潤えば、芸術や食文化も発達する。堺は茶の湯の千利休を輩出した。利休の父親は魚屋や倉庫業を営む豪商だったといわれているが、堺に水揚げされた海産物は、遠く春日大社(現在の奈良県)や高野山(現在の和歌山県)にまで運ばれていたという。それほど、海の幸に恵まれていたのである。

 また、昭和20年代までは4つの海水浴場があり、海浜リゾートとしても親しまれていた。しかし、昭和30年代以降に堺泉北臨海工業地帯の開発が進められると、漁業も徐々に衰退。さらに、関西国際空港の開発で漁業者の経営合理化や再編成が進んでしまった。

 もっとも、堺から岬町までの泉州沿岸では、いまも13漁港が健在する。なかでも堺(出島)漁港にはスズキ、キジハタ、サワラ、クロダイ、マアジ、カレイ、タチウオ、アナゴ、エビ、タコなども水揚げされ、漁港に併設されている「とれとれ市」は、買った魚をその場で食べられるとあって、観光名所にもなっている。

 さて、今回のイベントでは以下の順で、大阪湾の魅力を中高生に実感してもらった。

  • ① 大阪湾の漁業と海の環境再生の取組について講義。
  • ② 出島漁港より遊漁船に乗船し、大和川河口の人工干潟や人工島の緩傾斜護岸、野鳥園の海側からの視察を行った。
  • ③ 出島漁港に係留した底びき網漁船の甲板に移動し、漁師さんより底びき網漁の漁具の構造や仕組みなどを教わった。
  • ④ 底びき網の漁獲物の一部をわけていただき、各種生物を選り分けと観察を行った。その後、大阪湾の漁業生物に詳しい、元大阪府立環境農林水産総合研究所主任研究員の鍋島靖信氏に解説してらう。
  • ⑤ 昼食時に、大阪湾産のアカエビやトラエビのから揚げを試食した。

実習の前に講義を受け、大阪湾の漁業や環境再生などを学ぶ。

遊漁船で大阪湾を見学。

底びき網の船の甲板で漁具の扱い方などを漁師さんから教えてもらう。

ヒトデやシャコなど漁獲物を選り分ける。

鍋島さんの説明を受ける。

食べられる魚貝類も漁獲量が極端に少ないと市場には出ないことが多い。

大阪湾産のアカエビやトラエビのから揚げを試食。初めて食べるという人がほとんどだった。

6月10日(土)・7月 8日(土)・8月 9日(水)
南港野鳥園干潟での生物調査と環境学習(環境改善作業)

 大阪市港区にある海遊館から車で5分ほど南に、人工干潟を擁する大阪南港野鳥園がある。大阪港から大阪湾に出てすぐ。遠くに六甲山(神戸市)の山並みや神戸市の高層ビル群、明石海峡大橋などを望む絶景ポイントだ。オープンしたのは1983年9月。明治時代後半の1906年に住吉浦の埋め立てがはじまって以来、一帯は次々と自然の海岸を失っていった。その後、1960年代後半になると、大阪湾の環境再生を望む声が市民のあいだで盛り上がり、ようやくこのバードサンクチュアリが誕生した。

 そして、この野鳥園にはいま、シギ類、チドリ類などシベリア―オーストラリア、ニュージーランドを往復している渡り鳥たちが羽を休めるために集まってくる。人工干潟とはいえ、ここには渡り鳥のエサが豊富にある。今回、3回にわたり行われた調査では地元の築港中学校と市岡高等学校の生徒たちによる生物調査、干潟環境の改善策の一環としてカキの密集場所からのカキの移動と、カキ礁造りを通じて環境学習を行った。各開催日の内容は以下のとおりである。

写真中央に大阪港の赤灯台、左端に白灯台が見える。

餌が多く、渡り鳥のほか留鳥も生息する。

6月10日:干潟の生物調査

  • ① 南港野鳥園の干潟で、海岸生物の調査を行い、カニ類、貝類などを採集し、観察した。
  • ② 調査地の周辺では、絶滅危惧種のハクセンシオマネキのウェービングを観察した。ハクセンシオマネキはカニの仲間で、河口付近の干潟で群れをつくる。オスは片側の鋏脚だけ極端に大きく、繁殖時期(⑥〜⑧月)になると、この大きな鋏脚を、「こっちへ来い」と言わんばかりに振り上げる。この求愛行動をウェービングという。この日、確認できたのは40種類。ハクセンシオマネキなど代表的な生き物については、現地で説明した。

確認種

海藻類:
アオノリ類、ムカデノリ
貝類:
タマキビガイ、イボニシ、クロシタナシウミウシ、ホトトギスガイ、アサリ、ムラサキイガイ、マガキ
ゴカイ類:
サミドリサシバ、イソゴカイ類、ミズヒキゴカイ
カニ類:
アカテガニ、アシハラガニ、イソガニ、ヒライソガニ、ケフサイソガニ、ヒメベンケイガニ、ハクセンシオマネキ
その他:
タテジマイソギンチャク、ウスヒラムシ、シマウミグモ、タテジマフジツボ、アメリカフジツボ、モズミヨコエビ、ポシェットトゲオヨコエビ、ニホンドロソコエビ、トンガリドロクダムシ、トゲワレカラ、フナムシ、イソコツブムシ属、シリケンウミセミ、ユビナガスジエビ、スジエビモドキ、テッポウエビ、ユビナガホンヤドカリ、コブヨコバサミ、イトマキヒトデ、シロボヤ、ボラ

この干潟は、通常、立ち入り禁止。

干潟の生物を採集、観察した。

人工干潟でも30年経てば、多用な生物の楽園に。みな、興味津々。

7月8日:干潟の環境改善作業

  • ① 近年、南港野鳥園の干潟ではカキ礁が拡大し、干潟を広く覆いはじめた。今回の環境改善作業の目的は、1)カキ礁が覆い、小型シギ・チドリ類が採餌しにくくなったエリアのカキを移動し、砂泥干潟が現れるようにすること。2)カキ礁のもつ機能(水質浄化と多用な生きもの生息環境)を維持する。3)水鳥が餌場として利用できるカキ山を造ることとした。カキは水中の有機物を吸い、ろ過する働きがあり、赤潮の発生を防ぐ。
  • ② 当日は、除去したカキを干潟として干出しない2か所に移す作業を行った。
  • ③ 参加した生徒たちを中心に、干潟を覆っているカキを拾い集め、また、汀線(ていせん)よりも深い場所に設置した鉄枠まで、バケツリレーでカキを運んで投入した。その結果、カキに覆われていた干潟面積は減り、少し深い場所には、カキ山が2つ歓声した。なお、汀線とは海面または湖面と陸地の境界線をいい、干潮時と満潮時では異なる。

カキ礁が干潟を覆ってしまうと、小型シギ・チドリ類は利用しにくくなるおそれがある。

2×1mの囲いを2か所設置。ここにバケツリレーでカキを移し、カキ山を造る。

カキ礁は生物の棲み処にもなり、波浪を抑える。しかし拡大し過ぎは問題。

潮が高いときでもカキ山が干出しているとシギや水鳥がとまるかも?

8月9日:干潟改善エリアの生物調査

 7月8日に実施した、干潟の環境改善作業(密集したカキの移動。移動場所にカキ山設置)の成果を確認する。さらに、干潟の生物調査とカキ礁の生物利用状況の確認(水中ビデオ撮影&生物採集)を行った。その結果、次のようなことがわかった。

  • ① 多数のエビ・カニなどの小動物やキチヌ、チチブなどの魚類が写っており、カキ礁を利用していることがわかった。
  • ② 今回の調査で、前回移動したカキの状況を確認した。移動後もカキは死滅することなく、カキ礁として多くの生物が生息する環境を提供していた。
  • ③ 移動跡の干潟部分も、調査の結果、環境の劣化は見られなかった。今回は時間の関係で野鳥を観察する時間がなかったが、次回は野鳥の利用状況を観察したい。(ただし、「大阪湾を知ろう!」の一連のプログラムは、今回で一旦終了。)

カキ山付近を水中カメラで撮影。生物も採集した。

干潟とカキ礁部分の両方で生物を採集。現場で集合して確認後、室内で観察した。

水中ビデオの撮影結果を確認した。

5か月間にわたり、大阪湾をさまざまな角度から観察し、自然の再生力の大きさを実感。充実したプロジェクトだった。

(佐々木ゆり)

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