終了レポート

「最新鋭の北大練習船に触れてみよう! 海と日本PROJECT」

神戸ポートタワーを遠景に集合写真

 北海道大学では「海の宝をめぐる学びと体験 マリン・ラーニング(海と日本2017)」の事業名のもと、本年度最初のイベントを神戸新港第二突堤において、4月15日(土)に開催いたしました。このイベントでは、最新鋭の大型練習船「北海道大学水産学部附属練習船おしょろ丸」の内部を見学してもらい、海洋調査で用いられる観測機器や海の研究に触れてもらうことで、次世代を担う若者の「海」への興味や関心を高める事を目的としました。

 告知期間が十分取れなかったにもかかわらず、兵庫県各地や大阪市内の高校からも参加申し込みを頂き、当初の予定を超える39名の参加者が、神戸港に停泊中の「おしょろ丸5世」に駆けつけてくれました。

 参加者の皆さんには、初めに船内の学生食堂・講義室に集まって頂き、高木船長からの歓迎の挨拶と船名の「云われ」についての簡単な説明を受けていただきました。「おしょろ丸」は日本の練習船として最も長い歴史を有していることや、神戸ポートアイランドには、真珠で作られた初代「忍(おしょ)路(ろ)丸(まる)」の模型が展示されていることなど、興味深く聞いていただきました。

高木船長の挨拶の様子

 その後の船内見学では、今井調査士の説明を受けながら、第一・第二研究室、採水器室、作業甲板、船橋区画などを見学してもらいました。研究室・採水器室には、CTD(Conductivity・Temperature・Depth)観測装置、ニスキン採水器、プランクトンネットなどの実物が展示され、手に触れてもらいながらの説明となりました。普段は目にした事の無い機器に触れ、現場観測の楽しさや厳しさを少しは実感してもらえたかと思います。また、船橋区画では大和田次席二等航海士が操舵機・エンジンコントロール機器・レーダー機器・電子チャートなどを実際に操作しながらの説明となり、参加者の皆さんには船乗り気分を味わっていただきました。

今井調査士の採水器室での観測機器説明

船橋での大和田次席二等航海士の説明

観測デッキ・コンパスデッキ・船尾デッキ見学の様子

 学生教室では、平石元教授・大西助教が、プロジェクターと配布物を用いて、海洋観測と海洋研究に関するミニレクチャーを行いました。レクチャーの中では、海洋観測データを使った解析手法や研究が紹介され、「日本を取りまく海」・「日々の食生活を支える海」が様々な環境要素と関わりあっていることを学んでもらいました。レクチャーでは全員が参加する簡単な実験やクイズも行われ、和やかな中での進行となりました。

大西助教による海洋観測・研究に関するミニレクチャーの様子

 最後に、本年度の「海の宝アカデミックコンテスト2017」の紹介を行い、多くの団体・個人からの参加を促して、散会となりました。参加者の方々からは『初めて乗った大きな研究船に大変感動した』という声や、『研究とまでは至らないけれど、海に関心を持ったことを「アカデミックコンテスト」にぶつけてみたい』という声を頂き、大変有意義な見学体験になったようです。(大西広二)

トップへ戻る