終了レポート

「2つの海に面する八雲:日本海と太平洋の海の生物・環境を比べてみよう –海と日本PROJECT-」

日 程 :
7月15日(月)9:00~16:30
開催場所:
落部地方卸売市場、熊石海洋深層水総合交流施設(八雲町)
参加者数:
25名
主 催 :
北海道大学大学院水産科学研究院
共 催 :
八雲町教育委員会
目 的 :
北海道大学大学院水産科学研究院では、北海道八雲町をフィールドに海藻・ウニ・魚類などの水産物生産・利用に関する試験研究を行っている。八雲町の協力のもと、八雲の2つの海「噴火湾」と「日本海」を実際に訪れ比較する体験学習を行うことで、次世代を担う子供・若者に、地域によりさまざまな顔を持つ「海」の環境とその利用への興味や関心を高めてもらう。

イベント内容

 7月15日(月)に、「2つの海に面する八雲:日本海と太平洋の海の生物・環境を比べてみよう –海と日本PROJECT-」を実施しました。八雲町・同教育委員会・北海道大学大学院水産科学研究院によるPR活動・報道機関へのリリースの他、FacebookやマリンラーニングのHPを通じてイベントを告知しました。八雲町内から25名(内、中学生10名、小学生高学年10名)の参加者が集まりました。

 イベントは以下の流れで実施されました。八雲町公民館に集合し、バスに乗り、落部漁業協同組合の案内のもと、市場見学・施設説明が行われました。その後、落部海浜にて、北大所属の学生や安井 肇教授および浦 和寛准教授の説明を受けながら、海藻や生物(貝など)の採集・観察が行われました。再びバスに乗り日本海側に移動し、海洋深層水総合交流施設において、昼食と共に落部漁協・北大・八雲町から提供された海の食材を試食しました。昼食後、同施設の横山隆久氏による海洋深層水と2つの海域についてのレクチャーが行われました。また、北大と八雲町の共同実験研究棟に移動し、同施設で研究中の海藻(安井)・ウニ(浦)・魚類(平松尚志准教授)について、各担当の学生が実施する3つの体験学習(研究紹介・解剖・観察など)が行われました。最後に、子供たちによる魚(クロソイ)の稚魚放流体験が行われました。事業実施中は、HBC放送や北海道新聞の取材が行われ、後日放送予定となりました。また帰りのバスでは海の宝アカデミックコンテスト2019への応募も呼びかけました。事業終了後、子供たちおよび付き添いの大人からも非常に楽しい体験学習だったとの感想を頂きました。事業実施にあたり、特に八雲町海洋深層水推進室 上記横山氏に加え、田畑司男、平井輝孝、木村和世の各氏にご協力を得た事を付記いたします。

落部の市場にて見学

落部海浜にて生物採集・観察

八雲の海の幸を試食

ウニの解剖・養殖の説明

魚の観察・養殖の説明

海藻の観察・養殖の説明

稚魚(クロソイ)の放流

共同研究施設における集合写真

(平松 尚志)

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