イベント内容
函館空港は南北海道の空の玄関口として国内外から多くのお客様にご利用いただいております。本事業は、三方を海に囲まれている「みなと街 函館」その空の玄関口函館空港の2階空港ギャラリー及び1階中央ホールにて、美しい海や海の環境問題をテーマにパネル展示を行い環境問題への関心を高めるとともに「海の宝アカデミックコンテスト」の周知を目的として企画されまた。
本年1月から函館空港の一部飲食店では、プラスチック製のストローを廃止して紙製のストローに切り替えるなど、海洋プラスチック問題に取り組んでおります。
この度、北海道大学大学院水産科学研究院と函館空港ビルデング株式会社の共催で、函館空港2階空港ギャラリーにおいて、北海道大学大学院水産科学研究院 綿貫豊教授によるプラスチックの海鳥への影響に関するパネルや同博士研究員 松田純佳さんによるクジラ・イルカの胃内容物調査に関するパネル、過去の「海の宝アカデミックコンテスト」より、環境問題をテーマとした作品の数々を事業の紹介パネルとともに展示しました。
また1階中央ホールでは、東海大学海洋学部 鉄多加志准教授が撮影した人工物の家に住む生物と天然の家に住む生物の比較写真で環境問題を提起する展示、ガゴメ(道南の東海岸に分布する海藻)の標本展示、北海道大学水産学部附属練習船「おしょろ丸」の航海で撮影された動画や「海の宝アカデミックコンテスト」のPR動画を放映し、環境問題への関心を高める取り組みを行いました。
これらのイベントは、多くの方にとって海洋環境問題やその問題解決への手立てを考えるきっかけになったと思われます。
(鈴木 公隆)