終了レポート

「北の海の七福神(キラリス)ミニ水族館 海と日本PROJECT」

日 程 :
7月1日(日)~9月30日(日)
開催場所:
キラリス函館
参加者数:
50,000名
主 催 :
北海道大学大学院水産科学研究院
協 力 :
宏輝株式会社、共和コンクリート工業株式会社
目 的 :
函館近海に生息する普段あまり見られない魚類の展示を通じて、北海道内外からの来函者が、函館近海の生物や海藻そのものへの理解を深め、この地域を取り巻く身近な海が育む「北の海の七福神」に関心を抱いてもらうことを目的とする。

イベント内容

 「海の宝をめぐる学びと体験 マリン・ラーニング(海と日本2018)」事業の一つとして、北の海に生息する水生動物の展示イベント「北の海の七福神(キラリス)ミニ水族館 海と日本PROJECT」を、函館駅前のキラリス函館で実施しました。

 8月1日から30日まで函館空港で開催した「北の海の七福神(函館空港)ミニ水族館 海と日本PROJECT」と同様に、開催期間中には観光客や地元家族連れを中心に50,000名以上が展示を観覧、たくさんの方々に海洋生物について身近に感じてもらうことができました。

キラリス函館一階 特設会場の展示

函館近海の魚や海藻が観察できる水槽、(左)エビとゴッコの水槽

エサに群がる魚に見入っている男児

水槽の中を指さしながら話をする子供達

 会場のキラリス函館には上階に函館市が設置した「はこだてみらい館」と「はこだてキッズプラザ」があり、特に週末は家族連れで非常に賑わいます。いくつかの店舗が入居する一階フロアーで、訪れた子供達の眼がまず向けられていたのがこの水槽設備でした。普段目にすることがないためか、しばらく楽しそうに眺めている姿が多く見られました。

 また階下には人気の回転寿司チェーン店が入居していて、最近はそれを目当てに訪れる人達も非常に多くなっています。階下で食べて楽しみ、上階で観てまた楽しんで、大人たちにとって、違った角度から身近な魚に接する機会になったのではないかと思います。寿司店スタッフは全ての魚の名前を即座に言い当て、「すごいですね」との言葉に「いや、毎日握っていますから」との返事が。修学旅行で訪れていた高校生のグループが、説明が記載されたパネルを一つ一つ読みながら水槽に目を移しては、どの魚をどうやって料理すると一番美味しいか、皆で真剣に話し合っている姿も見受けられました。

 函館近海を模した水槽展示イベントは、函館空港での開催同様、多くの方々にとって海の生態系への理解を深めるきっかけとなったようです。

(渡辺 伸一)

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