マリン・ラーニング

海の宝アカデミックコンテスト2016

<中学の部>

海ぼうず大賞

学校・団体名
札幌市立北辰中学校 科学部 チーム有孔虫 
作品名
星砂と北海道~海の星に魅せられて~
作品について
沖縄のお土産の「星砂」は有孔虫と呼ばれる生物の遺骸である。私たちは、北海道南西部沿岸を中心に3年間、16地点で砂の採取と観察を行い、異なる種類の有孔虫を確認できた。地球温暖化で海洋の酸性化が進行すると有孔虫が殻を作れなくなる。しかし、星砂に匹敵するほどの美しい有孔虫は、北海道が恵まれた海洋環境にあることを教えてくれた。
札幌市立北辰中学校科学部チーム有孔虫の桂田美礼さんと長山ゆいさん受賞の声
まさか受賞できるとは思っていなかったので、自分たちの思いをアピールできてうれしいです。沖縄物産展でも売られている星砂が北海道の海にもあったらいいなと思ったのが、星砂(有孔虫)探しのきっかけでした。でも、どこの海岸にあるのかわからなくて、科学部のみんなと室蘭など札幌から比較的近い海に出かけて探しました。そうしたら、学校から21kmしか離れていない小樽市の銭函海岸で有孔虫が見つかったんです!札幌は海から離れているので、私たちも海とふれあう機会はあまりないのですが、今回のコンテストを海洋の環境について考える機会にしたいし、みんなにも考えてもらえたらいいなと思っています。

おとひめ大賞

学校・団体名
備前市立日生中学校
作品名
<アマモの森 日生の海>・・・人の手で育てる豊かな里海
作品について
豊かだった日生の海から魚が消えた。魚やエビを放流しても一向に増える気配さえなかった。一人の漁師が気づく。「アマモがいなくなったから、魚も消えた」と。魚の産卵場、稚魚の隠れ場であり餌場である「アマモの森」の大切さにようやく気づいた漁師たちは、アマモ場の再生活動に乗り出す。30数年間で海に播いたアマモの種は1億粒を越え、日生の海に「アマモの森」が戻り始め、魚介類が増え始めた。海との共生を教えてくれた「里海」こそ「海の宝」である。

りゅうぐうのつかい大賞

学校・団体名
大阪市立築港中学校
作品名
これぞ海の宝 中学生メガマウスの謎に迫る!!
作品について
今年の8月、海遊館にて世界で108例目となるメガマウスザメの学術調査が行われた。全長が5m17cmにもなる巨大なメスのサメで、他のサメには見られない特徴がたくさん観察された。解剖すると内臓も大きく、真骨魚類とは骨格の形状も全く違っていた。またその後の調査で、皮ふに関する新たな発見もあった。今回のメガマウスザメの学術調査を通じて、海の生き物に関するさまざまな海の宝をもらった。

ちょうちんあんこう大賞

学校・団体名
備前市立日生中学校
作品名
アマモ ・・・<海のゆりかご>の大切さ
作品について
護岸に打ち上げられ腐敗し異臭を放っていた「アマモ」が、海にとって、魚にとって、そして人間にとって、どれほど大切なものであったか、失って初めて気づいた。魚の産卵場であり、稚魚の生長を守る「アマモ」は<海のゆりかご>であるだけでなく、海を浄化し酸素を供給する「アマモ」は人間にとっても<海のゆりかご>なのだ。それはかけがえのない「海の宝」である。
【おとひめ大賞・りゅうぐうのつかい大賞・ちょうちんあんこう大賞ダイジェスト】

奨励賞

学校・団体名
遺愛女子中学校
作品名
海の不思議みぃつけた!
作品について
中学1年生4人が先輩たちと一緒に大森浜へ行き、発見した「海の不思議」を紹介した紙芝居です。私たちのクラブでは1998年から函館市の津軽海峡沿岸、大森浜で漂着物や海岸浸食を調べてきました。海岸では石ころ、砂、貝などたくさんの不思議が発見できます。この発表を作った段階ではなぜ石が消えたのかなど謎ばかりでしたが、少しずつ探求を重ねて不思議の解明に臨んでいます。
学校・団体名
函館ラ・サール中学校
作品名
おいしい深海魚『ごっこ』
作品について
今回私たちは地元で食べられている魚の認知度を高めるためにホテイウオ、通称「ごっこ」という魚をイラスト作成の題材に選びました。イラストは、ごっこをキャラクター化するのに加え色を調整することでより分かりやすく、さらにごっこという魚に少しでも興味を持ってもらえるような作品に出来ました。

審査員特別賞

学校・団体名
備前市立日生中学校
作品名
日生の漁師 … <海の守り人>
学校・団体名
中村 一雄(北海道教育大学附属函館中学校)
作品名
新名物誕生物語『函館イカスミ塩ラーメン』
学校・団体名
藪 真綺(高槻市立阿武野中学校)
作品名
サンゴって?
学校・団体名
呉市立豊浜中学校あび学級(特別支援学級)
作品名
アビのくる浜
学校・団体名
函館ラ・サール中学校理科部
作品名
石油だって海の宝
学校・団体名
吉川 萌佳(高槻市立阿武野中学校)
作品名
海は宝物
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