マリン・ラーニング

海の宝アカデミックコンテスト2016

<高校の部>

海の宝大賞

学校・団体名
鎌田菜緒 (大阪府立市岡高等学校)
作品名
メガマウスに聴いた海のおはなし~戦後の日本を支えた海の宝~
作品について
世界で108例目と大変珍しいメガマウスザメの解剖に参加したことをきっかけに、「肝油」に興味を持ちました。日本の海の宝である肝油の歴史を振り返り、また、メガマウスザメの肝臓からどれ位の量の肝油が生成できるのかを調べました。肝油の持つ未来への大きな可能性をたくさんの人に伝えられたらいいなと思います。
大阪府立市岡高等学校の鎌田菜緒さん受賞の声
世界で108例目に発見されたメガマウスザメの解剖実習に参加でき、全長が5メートル以上もあったので、それだけでも驚いたのですが、浮き袋代わりにもなるという肝臓の大きさに圧倒され、印象に残りました。実習はちょうど夏休み中で、たまたま同じ頃、藤子不二雄の『まんが道』を読み、その中に戦後の日本ではサメなどの肝臓を原料にした肝油ドロップを食べていたと。最初のうちはメガマウスザメの肝臓から何個の肝油ドロップがとれるのかなと思って、肝油ドロップを作っている会社に電話をして聞いてみたのですが、過去のデータが残っていないと。そんなことがあったので、作品の内容も少しかわりましたが、この夏休みから新しいことにいろいろ挑戦し、そのひとつが今回の応募だったので、うれしいですね。来年、看護学校を受験するのですが、看護師の仕事は人とのコミュニケーションが大事です。今回のプレゼンテーションでその勉強にもなりました!

おとひめ大賞

学校・団体名
兵庫県立尼崎小田高等学校
作品名
マイクロプラスチック~小さな海の悪魔~
作品について
最近メディアでも取り上げられるようになったマイクロプラスチックについてです。5mm以下になった小さなプラスチックであるマイクロプラスチックが、PCBやDDTなどの有害物質を引き付けるのではないかと考えらえています。しかし、マイクロプラスチックによる環境・生態系への影響についてはよくわかっていないのが現状です。瀬戸内海沿岸にある高校の生徒達の「須磨海岸でのマイクロプラスチックの個数の環境調査」や「今、私達が出来ること」を紹介します。

りゅうぐうのつかい大賞

学校・団体名
宮崎県立宮崎海洋高等学校 水産科学同好会
作品名
海洋微生物は海の宝
作品について
海にはたくさんの目には見えない生き物が存在します。それらは海洋性の微生物です。私たちは海洋性の微生物がいかに私たちの生活に必要なものか、またこれから必要とされていくのか、いくつかの海洋微生物をとりあげ知ってもらいたいと思いこの作品にしました。

ちょうちんあんこう大賞

学校・団体名
福井県立若狭高等学校 ダイビング同好会
作品名
海の宝アマモ
作品について
むかし、小浜湾に「ジャマモ」と呼ばれるほどたくさん生えていたアマモは年々減少している。それを目の当たりにしたいっぺいくんは、仲間たちと協力しながらアマモ復活プロジェクトを進めます。活動でアマモは少しずつ増え、海や地域はより豊かになりました。たくさんの人をつなぐアマモ、そして、みんなを笑顔にするアマモは、大切な海の宝物です。
【おとひめ大賞・りゅうぐうのつかい大賞・ちょうちんあんこう大賞ダイジェスト】

奨励賞

学校・団体名
新潟県立海洋高等学校
作品名
私の宝、地域の宝
作品について
私が学ぶ新潟県立海洋高等学校水産資源科資源育成コースでは、毎年、5月下旬から8月上旬までの約2ヶ月半、ヒラメの種苗生産・放流を行っている。こうした活動は今年でちょうど21年目となり、地域漁業に大きく貢献している。生産したヒラメ種苗の一部は養殖用として育ており、海洋高校産「寒鮃」として地元の料理店へ出荷している。今年6月には出荷先のイタリア料理店と協力し、「寒鮃」メニューの試作を行った。これからも様々な活動を通し地元の宝物になるように普及活動につとめていきたい。
学校・団体名
青森県立弘前南高等学校
作品名
海の紡いだ歴史とこれからの物語
作品について
46億年前の太陽系及び地球の誕生や海の形成、海の中で生まれた原始生命が細胞から現在のような多様な生物の繁栄を遂げ、海になる過程、自分たちに与える恩恵や命の源としての海を伝える。また、海が現在抱える海水温の上昇や酸性化という課題を最近のニュースを交えながら挙げていく。まとめにこれからの海を守るための対策や海や命の大切さを伝える。
学校・団体名
遺愛女子高等学校
作品名
イカ看板物語 イカ看板は語る!砂浜を助けておくれ・・・
作品について
函館市の津軽海峡に面した大森浜で遺愛地学部は2006年から浜の地形変化を調べてきました。2009年までは堆積が続き浜は成長しましたが、2010年以降浸食が進み、2011年浜の西側に立っていた看板が倒れてしまいました。その後看板は埋没し、2015年春に高潮による浸食で再び地表に現れます。紙芝居では看板を主人公に激しく変化する砂浜のようす、浸食の仕組み、海面上昇が浜に与える影響を紹介し、砂浜を守ってほしいと訴えます。
学校・団体名
兵庫県立尼崎小田高等学校
作品名
尼崎の海の再生
作品について
尼崎の海には、臨海部の治水・高潮対策で水門(通称:尼ロック)があります。そのため水の流失入が少ない海域(閉鎖性海域)となり、あまりきれいな海とは言えません。きれいな海をとりもどすため、そこに生息している要注意?海の宝?「外来種:香櫨園川雲雀貝(コウロエンカワヒバリガイ※ムール貝ではありません)」を利用した浄化実験の様子です。ウォータースポーツが楽しめるきれいな海へ。持続可能な社会を目指す物語です。
学校・団体名
愛媛県立長浜高等学校
作品名
藻場は生命のゆりかご ~カクレクマノミから見た藻場の重要性~
作品について
私達、愛媛県立長浜高等学校水族館部は、日本初の高校内水族館である「長高水族館」を運営しています。水族館部では、カクレクマノミの繁殖に成功し、多くの個体を飼育するとともに、調査や研究を行っています。長年の調査・研究により、カクレクマノミの生態が少しずつ明らかになってきました。そのカクレクマノミが住んでいる「藻場」を、私達は「海の宝」として表現しました。
学校・団体名
岩手県立宮古水産高等学校
作品名
カッキーマンの秘密
作品について
私たち岩手県立宮古水産高等学校海洋技術科栽培コースでは、地元特産物である『牡蠣』の養殖について学んでいます。震災で養殖施設も被害に遭い、震災後からようやく復興してきている現在、もっと多くの人に牡蠣の素晴らしさを知ってほしいと思い、作った作品です。素晴らしい牡蠣を『カッキーマン』としてアピールしています。是非見てください。
学校・団体名
北海道函館水産高等学校
作品名
海の宝『真珠』
作品について
私たちは、この1年間、国際信号旗「UW」を商材とした「ビジネスプラン」作りをしてきました。起業するに当たって、参考となる事例を水産の現場に求め、出会ったのが「真珠王 御木本幸吉」の偉業でした。スライドでは、人類の歴史における真珠の価値はどのようなもので、それを養殖事業に育て上げた御木本幸吉のドラマを辿り、現在は遺伝子レベルでの真珠作りが実現しようとしていることをまとめてみました。

審査員特別賞

学校・団体名
新潟県立海洋高等学校
作品名
マコンブ養殖で地域に貢献したい
学校・団体名
函館大学付属柏稜高等学校 理科研究部
作品名
高校実験室で『海の宝』探し!
学校・団体名
大阪府立市岡高等学校
作品名
メガマウスザメの謎
学校・団体名
函館白百合学園中学高等学校 理科部
作品名
海はたくさんの生き物のゆりかご
学校・団体名
北海道函館水産高等学校
作品名
海の宝『うま味を生むコンブとカツオ』
学校・団体名
宮崎県立宮崎海洋高等学校 水産科学同好会
作品名
サンゴが無くなるとどうなるの?
学校・団体名
岩手県立種市高等学校
作品名
すごい!海の生き物
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